その昔、米づくりの作業は大変酷しい労働でありました。
とくに、収穫は一株一株を丁寧に「束ね」鎌で刈り取りました。
「稲を束ねる」「集まり・グループ」「心を一つにする」統一の原点を、たばね庵は屋号として頂いて来ました。
現代の豊かさの中にふと一抹の不安と寂しさが心をよぎるのは何故でしょうか。手抜きと合理化崇拝の代償に人肌の温もり、土の香りを忘れているからではないでしょうか。
たばね庵はいつも原点をみつめ、本物造りにこだわり続けています。現代人の忙中、憩いのひととき、本物の味をご賞味下さいませ。
きっと、ご満足頂けることと存じます。
三代目 佐五平 合掌
担当者からのごあいさつ
伊勢の國、松阪城下の殿町において創業しました"菓匠 たばね庵"。日本国産もち米を使用したおかき、小ロットで製造されたあられ、水挽き生地を使用したせんべいを製造しております。
おかき・あられは、原料がもち米であり、煎餅(せんべい)は、原料がうるち米であります。「おかきの食感にこだわる」との創業者の想いから、あられ生地をしめて焼いております。バリッボリッとよく噛んで食べるのが、おかきのおいしい食べ方であり、噛むことによって甘みが出てくるのです。
弊社は、神宮(伊勢神宮)に参宮参りをした参宮街道の南側、早馬瀬町に現存し隣町は歴史的にも有名な斎宮です。歴史的にゆかりの深い伊勢の國で、米菓子とご縁をいただいていることは、大変ありがたいことであります。"菓匠 たばね庵"の米菓子をご賞味くださいませ。